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2014年4月 7日 (月)

「不服」も申し立てられない組織

STAP論文の不正問題が混迷の度合いを深めています。

理化学研究所は1日の会見で、論文に捏造や改竄などの不正があったと認定し、小保方ユニットリーダーの責任を厳しく指摘しましたが、小保方氏は納得せず、8日に理化学研究所に「不服」を
申し立て、9日には会見を開くそうです。

小保方氏の代理人弁護士によると、「(理研が定めた)不正の要件に該当せず、捏造の認定について手続きが十分でない」と主張するとのことです。

私からしてみれば、理研はある意味でまともな組織です。「不服申し立て」の制度がしっかりあるからです。

私の場合は「ヒアリング」こそありましたが、その後は反論も釈明の機会も与えられず、具体的な証拠も示されず、理由も根拠も明らかにされないまま、裁かれ続けています。

理研の場合、調査委員会とは別に、「懲罰委員会」を設置して具体的な処分を決めることになっており、制度的にはしっかりした手続きの仕組みが整っています。

どの言動がどのルールのどの項目に該当し、どのような手続きによって”処分”が決められたのか全く分からないというのは、とても恐ろしいことです。

STAP論文を巡る疑惑とその行方が、現代の”魔女裁判”になるのか、民主的で合理的な手続きによって正当に裁かれるのか--。私はこの点に強い関心を寄せています。

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