「公の場で批判する」ことの健全性
「機能不全に陥っている」「三流に堕ちた」「恥の日にすべきだ」--。
21日の韓国の朝刊各紙は、旅客船沈没を巡り一斉に政府批判の社説や記事を相次いで掲載したそうです。
こうした批判を受け、パク・クネ大統領は「政府に対する不信は大きく、『責任を果たせていない』と非難を受けるなら、公務員は責務を果たしているとは言えず、存在理由がない」と言い切り、事故責任の追及と原因究明の徹底などを指示したといいます。
しかし、これは「公の場で批判する」ことが許された国の出来事…。
「公の場で批判する」ことが許されない国や組織では、責任追及も原因究明もされず、差別や不正、不公正は暴かれずに闇から闇へ葬り去られてしまうのでしょう。