「ウクライナ情勢」と「TICAアジア」
物事は比べてみないと、その「真価」なり「くだらなさ」が分からない場合が往々にしてあります。そこで唐突かもしれませんが、TICAアジアの現状を考えるための比較対象として「ウクライナ情勢」について考えてみました。
ウクライナの暫定政権について、オバマ大統領は「合法的な政府だ」と主張しているのに対して、ロシアのプーチン大統領は「国際法違反で正当性はない」と強調しています。
クリミアへのロシア部隊の展開について、オバマ大統領は「ウクライナの主権を侵害している」と訴えるのに対して、プーチン大統領は「クリミア半島にいるロシア系住民を保護しているだけだ」と切り返しています。
クリミアをロシアに編入することについて、オバマ大統領は「国際法違反だ」と指摘していますが、プーチン大統領は「地元住民の意志を尊重しているだけだ」と反論しています。
どちらの言い分が正しいかはとりあえず置いておくとして、お互いに直接対話をし、双方がしっかり主張しており、とりあえず”議論”になっていると言えます。
それに比べてTICAアジアはどうでしょう。不祥事があっても「お詫び」も出来ず、だんまりを決め込んでいます。議論が噛み合うどころの話ではありません。
こうした人物に「強いリーダーシップ」など口にして欲しくはありません。本当の「強いリーダーシップ」に失礼ですし、「強いリーダーシップ」に対する冒涜以外の何物でもありません。