これ以上の”揉み消し”は許さない!
「暗黒捜査」「暗黒裁判」とも称される”袴田事件”--。果たして当時の過酷な取り調べの実態をどれだけの人が知っているでしょうか? 「炎天下で平均12時間、最長17時間にも及んだ」「取調べ室に便器を持ち込み、取調官の前で垂れ流しにさせた」「一切、安眠もさせなかった」「勾留期限がせまってくると朝、昼、深夜問わず、2、3人がかりで棍棒で殴る蹴るの取調べになっていった」 この影に”拷問王”と呼ばれた紅林麻雄警部の存在を指摘する人もいます。彼の部下だった刑事が袴田氏を拷問して自白させたからです。 記録によると、紅林警部は「拷問による尋問」「自白の強要」「自己の先入観に合致させた供述調書の捏造」のような捜査方法の常習者…。被疑者を拷問で責め落として自白を取った4つの事件は全て後に無罪が確定し、冤罪だったことが明らかになっています。 猫界においても「プロテスト」制度があります。これを有効に機能させるためにも決して”揉み消し”や”捏造”を許してはならないと思っています。 |