危機一髪! 危ないところでした…
今にして振り返ると、本当に危ないところでした。私ではなく、2月1~2日のショーを不当にエントリーを拒否された出陳者のことです。この出陳者はルールに詳しかったため、クラブ側が仕掛けた”罠”に陥らずに済みましたが、普通の出陳者であったら”罠”にまんまと嵌められてしまったことでしょう。
Show Rule第10条「エントリーした人の責任」のところには、201.2として「出陳者はどの猫が自分のものかリング担当中のジャッジにいかなる理由があろうとも伝えてはならない」と書いてあります。
これはショー開催中に限らず、ショー前であっても適用されるはずです。ショーで審査する予定のジャッジに誰がどんな猫を出すつもりなのか、出陳者は事前に一切、伝えてはならないのです。
にも拘わらず、2月1~2日のショーのエントリークラークはこの出陳者に対し、このショーで審査するジャッジに連絡を取るように執拗に迫りました。それは既にこのブログでも明らかにした通りです。FAXで2回、電話で1回の合計3回にわたります。
もし、この出陳者がエントリークラークの指示通りに、このショーで審査する予定のジャッジに連絡を取っていたら、どうなっていたでしょうか。この出陳者から連絡を受けたジャッジはShow Rule201.2を盾に取り、この出陳者を即刻、「プロテスト」したことでしょう。
こんなジャッジがいて、こうしたエントリークラークがいて、出陳者を唆してルール違反させようとするクラブがあって、どうして「公平で楽しい」ショーが実現し、新たな出陳者が増えるというのでしょうか…。
そして、そのクラブの実質的オーナーがTICAアジアのディレクターであり、このショーでも審査した当のジャッジであったと言う厳然たる事実を私たちはどう受け止めればいいのでしょうか…。