「チーズはどこへ消えた?」④
3つ目の教訓は「従来通りの考え方をしていては、新しいチーズはみつからない」ということです。
2匹のネズミはいち早く次のチーズを見つけたものの、小人の方は「変化が起きたことを認めようとしないまま、時間を浪費していた」ため、なかなか次の行動に移れませんでした。
どこの世界にも「変化は害を与えるものだと考え、それに抗(あらが)う人もいる」ことは確かです。しかし、それでも「人は考えを変えると、行動が変わる」ということもまた確かなのではないでしょうか。
まずは古い体制や習慣、考えにしがみつかず、考え方を変えること…。TICAアジアにおいても重要なことを示唆してくれていると思っています。