「チーズはどこへ消えた?」⑥
私がこの本について最後にお伝えしたいのは「イメージ」することの大切さです。この本もそれを指摘しています。「まだ新しいチーズがみつかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すれば、それが実現する」と…。そして「チーズがないままでいるより、探しに出た方が安全だ」と…。
TICAアジアについて、TICAアジアのショーについて、メンバーそれぞれが理想を描いているはずです。その理想のショーで楽しんでいる自分を想像し、探しに出て行くことが大切です。
1人の小人の心境をこの本はこう語ります。「彼自身、新しいチーズがみつからないのではないかという恐怖心から、探しに出かけようという気にすらなれなかった」。そして彼はこう悟るのです。「自分の心の中につくりあげている恐怖のほうが、現実よりずっとひどいのだ」。
TICAアジアにおいてはまず、メンバーそれぞれが自らの心の中に抱える「恐怖心」を拭い去り、自由で楽しい理想のTICAアジアのショーを思い描くことが大切だと思っています。