「チーズはどこへ消えた?」③
2つ目の教訓は「つねにチーズの匂いをかいでみること。そうすれば古くなったのに気がつく」というものです。
実はチーズは一夜にして消えたのではなかったのです。大量にあったと思ったチーズも食べていくうちにどんどん少なくなり、残りもしだいに古びて、おいしくなくなっていたのでした。
小人のひとりはこう悟ります。「いまになってわかるのは、何が起きているのか注意して見ていたら、変化に備えていたら…」ということでした。
この教訓は「早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる」というものです。TICAアジアも全く同じではないか、と思うのは私だけでしょうか。