「和」を穿き違えているのは誰?
日本では「和」が美徳とされているようです。ですから、ちょっと意見が違うことを言うと、「日本の美徳である『和』を乱すのか!」という批判に晒されます。
猫の世界も同じですが、果たして猫の世界の人々が言うところの「和」とは、日本が美徳とする「和」のことなのでしょうか? 私には偽善的にしか聞こえません。なぜなら「和を乱すのか!」と声高に批判する人々の言う「和」とは「身内よければ全てよし」に過ぎないからです。
談合やカルテルに対する規制を強化しようとする動きがあると、どこからともなく出て来る批判と全く同じ構図です。どうすればこの「身内よければ全てよし」という考え方を改めることができるのか、真剣に考えなければなりません。