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2013年12月31日 (火)

「TICAルール」を学ぶ以前の問題(6)

TICAのルールを学べば学ぶほど、明らかになるひとつの事実。それはどんなにルールに精通していようと、後からでは違反やミスを決して見付けることが出来ないケースもあると言う事実です。

もちろん、それが出陳者に何の不利益をもたらさないミスなら大騒ぎする必要はありません。しかし、不利益をもたらし、それが本人の預かり知らないままであるなら、こうしたミスや違反は何としても防がなければなりません。

だからこそ、第一線にいるリングクラークの役割が重要になるのです。単にチェックするだけではありません。見逃してしまうことで、後々、出陳者に重大な不利益をもたらすかもたらさないかを見極める判断力も含めて重要なのです。

不利益を被ったかもしれない出陳者のことに思いを至らせることができるなら、「私とは住む世界が違います」というような個人的な価値観で、大切な議論を終わらせようとすることはなくなるはずです。

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