「TICAルール」を学ぶ以前の問題(5)
「細かいことに拘(こだわ)るんじゃないわよ!」「楽しければどうだっていいじゃないの!」。こういう人がいることは非常に残念なことです。とは言え、私もルールで何もかも雁字搦めにしようと思っているわけではありません。
ルールを学ぶ以前に、ルールというものにはある「落とし穴」がつきものであり、「それだけは避けねばならない」と強く認識しているかどうかを問いたいのです。
それはルール違反やミスによって不利益を被った出陳者が自身で気付く機会を全く得られず、事後的に検証すらできないケースがあるという事実です。
ルール違反やミスが事後的に、全ての人々に検証可能であれば何の問題もありません。しかし、不利益を被った当の本人に全く気付かされないケースがあることを認識しているなら、「細かいことに拘るべき」ケースもあることを認識しなければなりません。