「TICAルール」を学ぶ以前の問題(1)
TICAのルールを多くの人に学んで頂きたいと思いますが、TICAアジアにおいては「それ以前の問題」がいくつかあることに気付きます。そのひとつは「法律」や「規約」の読み方の基本についてです。
例えば法律やルールが、「編」⇒「章」⇒「節」⇒「条」⇒「項」⇒「号」という順番で細かくなっていくという基本をどれだけのメンバーが理解しているでしょうか? これを理解していないと、「○号」の規定を「○条」の規定と同じ重要度合いで並べて考えてしまうという間違いが起こります。
TICAの場合、「By-Lows」は」から始まり、「Show Rules」は「2」で始まります。ショールールは「ARTICLE(条)」から始まっていますから、その次に来る番号は「項」、さらにその次が「号」です。例えば「Show Rules 212.7.1」は「ショールール第12条第7項第1号」になります。
ここで大切なのは「212.7.1」は「212.7」の下位区分の細目に当たり、「212.7」を前提にして成り立っていると言うことです。「212.7」の前提を抜きに独立して考えることはできません。これをしっかり押さえておかないと、ルールを変に拡大解釈して混乱の元になりかねないのです。