「不撓不屈の精神」を悼む
南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領が亡くなりました。私はこの死を悼むと同時に、彼のモラルリーダーとしての「不撓不屈の精神」の”死”も悼む気持ちでいっぱいです。彼のような人物がTICAアジアに現れないことがとても残念でなりません。
私が敬意を払うのは、彼がその人生の大半を不正義との闘いに捧げた、人としての尊厳に対してです。猫界にあっても、アジアリジョンだけでなく、TICA全体を変え得るような「精神的リーダーシップ」と「精神的支柱」が必要だと思っています。もちろんそれは単純な「強いリーダーシップ」とは全く違います。
私は彼のある言葉を思い起こします。「私が闘っているのは白人ではなく、アパルトヘイトなのだ」。私が彼に共感を覚える理由はここにあります。私もまたアジアリジョンにおいて、闘っているのは誰かとではなく、悪い制度であり、悪い習慣であり、悪いシステムと闘っているからです。
もし、アジアの全メンバーがマンデラ氏の精神に学ぶなら、TICAアジアはもっともっと健全な組織に生まれ変われると思います。