それとこれは別の問題…
ディレクター選挙戦が猫の審査結果に影響することを心配した出陳者に、あるジャッジがこう言ったそうです。「それとこれは別の問題だと思いますよ。ジャッジにはジャッジとしてのプライドがあるし、猫の審査とディレクター選挙戦ははっきり区別するはずです。安心していいですよ」
確かにその通りです。ジャッジは猫を審査するに当たって、どのブリーダーの猫だとか、どのクラブの猫だとか、そう言うことを一切考えずに審査するものです。ディレクター選挙はディレクター選挙であり、選挙期間中も選挙後も猫の審査に影響を与えるはずなどありません。
それでもこうした取り越し苦労の出陳者がいるのは事実であり、残念なことと言えます。ジャッジがその矜持を審査結果としてきっちり示すことで、地道に解消していく努力を積み重ねることが重要なのでしょう。