「白く塗りたる墓」にだけは…
今日はクリスマス・イブなので聖書を開いてみました。「白く塗りたる墓」という言葉をご存知でしょうか。クリスチャンの方なら今さら、説明するまでもありませんが、新約聖書の「マタイによる福音書」の23章に出てきます。
27~28節の和訳はこうなっています。「偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたはわざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内側は死人の骨やあらゆる不潔なものでいっぱいである。このようにあなたがたも外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである」
この直前の25~26節にはこうあります。「偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたはわざわいである。杯と皿の外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。 盲目なパリサイ人よ。まず杯の内側をきよめるがよい。そうすれば外側も清くなるであろう」
人も地位も組織も「白く塗りたる墓」であってはならないと改めて思いました。私はクリスチャンではありませんが、常にこの教えを心の戒めとして生きていきたいと思います。