アジアの未来はあなたの心の内にある
かつてあるメンバーの会話を近くで聞いていて、心の底からがっかりしたことがあります。「あの人がジャッジになるのは反対だ」と言う人に、別の人が「なんで?」と聞きました。すると「だってあの人は私の猫をファイナルに入れてくれないと思うから…」と答えていました。ジャッジになるに相応しい資質と能力があるかどうかは「どうでもいい」と言うのです。
公平とか、公正とか、正義とか、そんなことはどうでもいい。全ては自分の猫にいい成績を付けてくれるかどうか。入るクラブを選ぶのも「あのクラブに入ればクラブ員の猫にはいい成績を付けてくれるから」。ディレクターを選ぶのも「自分のクラブ、自分のショー、自分の猫に有利になるから」。もちろん、中には「それで何が悪い!」と開き直る人や「これまでがそうだったように、これからも変わるはずはない」とあきらめている人がいるかもしれません。
しかし、私は違います。開き直ることも、あきらめるつもりもありません。こうした”見返り”や”利益誘導”がメンバーの判断基準である限り、アジアリジョンに未来はありません。その意味で今回のディレクター選挙は、あなた自身が自らの心の内を問う選挙でもあると思っています。