「長年の慣行」と諦めてしまうのですか?
日展で「書」の篆刻部門の審査を巡り、不正があったとの報道がありました。会派別に入選数を事前に調整しており、これは重鎮の「天の声」で決まっていたと言うのです。1日から始まった今年の展示では全5科で最高賞となる「内閣総理大臣賞」などの選考を中止する事態に発展したのはご存知の通りです。
クラブ員の猫や親しい有力ブリーダーの猫に「いい成績を付ける」「優先してファイナルに入れる」と囁かれてきた猫界とそっくりの構図。みなさんは「日展でさえそうなのだから仕方ない」と諦めますか。
日展の関係者は「長年の慣行だが、あってはならないこと。根が深い問題だ」と指摘したそうですが、猫界にもそのまま当てはまると思ってしまうのは私だけでしょうか?
次のディレクターにはこうした根の深い問題にメスを入れ、長年の悪い慣行を断ち切ることができる人物でなければならないと思っています。