今も癒えない心の傷
「そこから入るな!」。中央区立産業会館のエレベーターを降りてショーホールに入ろうとしていた私に、必死に床のラインを指差しながら大声を上げたあるジャッジ。時が過ぎてもその光景は今も私の心から消えることはありません。
何も悪いことはしていないのに…。単に自分の意に添わなかったと言うだけで、いじめ、締め出し、会場にすら入れさせない。私が「強いリーダー」や「強いリーダーシップ」に心理的な抵抗感があるのは、かつての経験が痛みとして焼き付いているからです。
こうした嫌な出来事を経験するのは私だけで十分。私が強い決意で立候補した背景には、この癒えない傷があるからなのです。