「人の言葉は信用できない」そうです…
「私に投票してください」「はい、わかりました」。なぜ、こうしたやり取りで終わらずに、ピンク色の投票用紙を必死にかき集めねばならないのか? その答えは「人の言葉なんて信用できない」と言うことなんだそうです。
私には全く理解できない言動ですが、「選挙は勝てばいいんだ」という考えが根底にあるのかもしれません。あるいは「あなたに投票しますから…」という言葉を鵜呑みにしたために落選した苦い過去があるのかもしれません。
しかし私はTICAアジアのディレクターになるにあたって、勝ち方にもこだわりたいと思っています。実存主義の哲学者、サルトルはこう言いました。「用いた手段は、結果に質的な変化をもたらす」と…。カンニングで得た点数と、実力で勝ち取った点数は質的に違うのです。