白鳥は優雅に泳いでこそ…
世の中に楽な仕事などありません。会社で言えば課長は課長なり、部長は部長なりに大変です。でも、その大変さを部下に分かってもらおうと、いちいち説明して理解を求める上司など私は見たことがありません。
その立場になってみなければ分からないことは自ら黙って背負えばいいのです。ですから私は分かって貰おうとは思いません。私の背中を見て、感じで頂くだけで構わないと思っています。
白鳥は優雅に水面を泳いでこそ白鳥なのです。どんなに水面下で足をばたつかせていようとも、です。ディレクターも同じ。自ら目指したのですから、たとえどんなに大変な苦労があろうとも、涼しい顔で理想の実現に導き続ける姿を見せてこそディレクターだと思っています。